解決策
急成長するネパールの小都市には管路による水道が必要だったが、従来型の供給方法では、維持管理能力の弱い地域の運営主体に、維持できない資産が残されるおそれがあった。ADBが支援したモデルは運営契約を変えた。地域社会が、完全に資金供給された事業体を待つのではなく、資本、運営、管理に貢献する仕組みとした。
巧みだったのはハードウェアではなくガバナンスである。水道利用者委員会は供給、請求、維持管理を担うよう訓練され、料金とサービス品質が、自ら利害を負う地域組織に結び付けられた。
ADBの事後評価では、費用分担型で地域管理のこのパッケージは、比較対象の都市と比べて運営面・財務面の持続可能性を改善したことが判明した。ADBは後に、90の都市で124万人が受益し、2,619kmの管路が敷設され、1,000人以上の委員会メンバーが訓練を受けたと報告した。
達成したこと
管路が届く前に利用者を所有者にする
うまくいった理由
費用分担により、実際にシステムを望み、維持管理する意欲のある都市が選別された。
地域委員会が料金徴収と修理を、地域社会が見て取れるガバナンス上の課題とした。
訓練により、ボランティアや地域のリーダーが、維持管理の空白を残すのではなくサービスの運営者へと変わった。
応用できること
地域インフラでは、資産が建設される前に利用者が資金、ガバナンス、維持管理を約束するとき、需要はより持続的になる。
その後
このモデルはネパールの小都市全体で反復可能なプログラムとなった。ADBの成果ページは、90の都市で124万人の受益者を挙げ、インフラのパッケージには能力構築が伴い、水道利用者委員会がサービスを持続的に管理できるようになったと述べている。
出典をたどる
出典
- Impact of Cost-Shared Water Supply Services on Household Welfare in Small Towns Asian Development Bank · adb.org ·
- Bringing Water and Sanitation to Rural Nepal: Unlocking the Potential of Small Towns Asian Development Bank · adb.org