ブウィンディ原生国立公園のマウンテンゴリラは、かつて深刻な絶滅危惧種であったが、ヒトと遺伝的に近く(約98%類似)、ヒトの病気が直接感染する可能性がある。そしてゴリラはすでに公園に隣接する村々の近くを移動することに慣れていた。1996年、ウガンダ初の野生動物獣医師として働き始めて9か月のとき、グラディス・カレマ=ジクソカはゴリラの集団に広がる謎の皮膚病に遭遇した。脱毛、白く鱗状の皮膚、絶え間ない引っ掻き行動であり、感染した赤ちゃんゴリラ1頭は生き延びなかった。

近隣のヒト集団から野生動物が病気にかかる場合の標準的な保全対応は、それを境界の取り締まり問題として扱う。つまり人と動物を引き離し、地域住民の公園への立ち入りを制限し、村々を距離を置いて管理すべき外部の脅威とみなす。

村人とゴリラを一つの健康システムとして扱い、ゴリラの監視と並行して一次医療を提供することで、ヒトの健康改善が病原体の流出を減らした。

病気は村人とゴリラの間を自由に往来していたため、両者を引き離しても感染を止められなかった。

村の医療を改善することで、ゴリラに感染しうる病原体の負荷が減った。

観光収入を分かち合うことで、保全は村人にとってコストではなく利益になった。

ゴリラ保護のために組織された地域保健員が、COVID-19の感染拡大も防いだ。

害が双方向に境界を越える場合、境界を取り締まるのではなく、一つの共有システムとして解決する。

CTPHは5万人以上の地域住民を健康と経済の取り組みに関与させ、プログラム開始以来、ウガンダのマウンテンゴリラの個体数は50%以上増加した。

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出典

  1. To protect endangered mountain gorillas, this wildlife vet empowers their human neighbors CNN · cnn.com
  2. Gladys Kalema Zikusoka safeguards human health, and the world's rarest primates National Geographic · nationalgeographic.com