ソリューション
License Globalは2026年10月6日、Brand Licensing Europeの基調講演から、2025年夏のFrance Licensing Dayでのカルフール、Sun City、Jazwaresの間の会話が、15か月でヨーロッパ最大級の小売ライセンス施策の一つになった経緯を報じた。フランチャイズ30周年に向けて、フランス、スペイン、ベルギーにまたがる1,500以上のカルフール店舗で新しいポケモン商品を展開した。カルフールのおもちゃ・レジャー部門ディレクターのMarianne Lesimple氏、Sun City COOのEmmanuel Assouline氏、JazwaresのVincent Vandamme氏が舞台でその手法を共有した。
その背景にある仕組みは次のとおりだ。カルフールは各提案を6つの基準——カレンダーとの整合性、商品の差別化、ブランド認知度、マルチフォーマット対応力、家族への訴求力、ライセンサーの支援(Lesimple氏曰く「時間と資金」)——で審査し、ポートフォリオを3層で運営する。すなわち、大規模な共同投資を伴う国横断型の「ハイライト」を年2回、プレミアムな配置を伴う国単位の「カプセル」、単一カテゴリーの「新発売」である。カレンダーは18〜24か月先まで動く。2026年6月にカルフールは2028年分の情報収集を始め、12月までに決定して経営陣に提示する。
需要データが設計を左右する。Sun Cityが2025年にフランス市場で行った調査では、ライセンス商品の購入の91%が実店舗で発生し、77%が衝動買い、50%がギフトであった。「消費者はライセンス商品を買うつもりで店に入るわけではない」。そこで9月のローンチでは、買い物客がふと出会えるあらゆる場所にポケモンを配置した。印刷カタログ、デジタルバナー、インフルエンサーによるプレゼント企画、ショッピングセンターでのマスコットイベント、CRM、ポケモンのギフトカード、コネクテッドTV、さらにはドライブスルー受け取りのブランディングまでである。
この施策は14社のサプライヤーと280以上のSKUを通じて、フランスの1,300店舗以上、スペインの200店舗、ベルギーの40店舗に到達した。パレットの構成は市場ごとにローカライズしたが、ビジュアルアイデンティティはカルフール独自の青と赤で1つに作り直した。Jazwaresはカルフールの店舗フォーマットに合わせてSnorlaxのぬいぐるみのパッケージを再設計し、アパレル、バッグ、ぬいぐるみが一つのストーリーを語るようにJigglypuffの生産ラインを再開した。
成果
ライセンス事業を18か月の時間軸で階層化されたポートフォリオとして捉え、ライセンス購入の77%が店頭での衝動買いであることを踏まえて、あらゆる配置を設計すること。
うまくいった理由
時間軸が参入障壁となる。2026年6月に2028年分の情報を集めるということは、競合がその物件を知るのは棚スペースが確保された後になるということだ。
階層化によって共同投資が集中する。国横断型のハイライトを年2回行うことで、複数カテゴリーの展開が実際に店舗を変えうる場に資金が投じられる。
衝動買いのデータは、支出を需要創出から店頭での発見へと向かわせる。ライセンス購入の91%は実際にそこで起きている。
小売主導のライセンシー間の調整——アパレルがキャラクターを担うためにJigglypuffのラインを再開する——によって、別々のライセンスが一つのストーリーになる。
「ライセンサーの支援とは時間と資金」という基準が、カレンダーを確定する前に本気度の低いパートナーをふるい落とす。
応用できること
購入の大半が計画外だとデータが示すなら、棚そのものがメディアチャネルであり、すべてのブランドを同じ出会いに編成できるのはライセンサーではなく小売だけである。
その後
このプログラムは2026年9月に、フランス1,300店舗以上、スペイン200店舗、ベルギー40店舗で、14社のサプライヤーと280以上のSKUを通じて開始された。売上結果は公表されていない。カルフールはすでに2028年の施策を計画しており、License Globalは2026年10月6日にこのパネルを基調講演の報道として取り上げた。
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出典
- Carrefour Reveals What Makes a Retail Licensing Program Work License Global · licenseglobal.com ·