日本では一年中ポテトチップスが食べられているが、その原料となる作物は一度に集中して収穫される。北海道では加工用じゃがいもが9月と10月に掘り出され、カルビーだけで年間約37万トンを約1,600戸の契約農家から購入している。これは日本のじゃがいも総生産量の約20%に相当する。10月から次の収穫までの間、すべては保管の中で生き延びなければならないが、じゃがいもは扱いの難しい貨物である。暖かすぎれば芽が出て、でんぷんを呼吸で消費して甘くなり、甘くなったじゃがいもはカルビーの品質基準が求めるほぼ白いチップスではなく、茶色く揚がってしまう。

カルビーの答えは、調達会社であるカルビー・ポテトである。そのフィールドマンは生産者のもとへ足を運び、倉庫は畑の中にある。十勝の川西支店では7つのバルク倉庫を運営し、3万8,000トン(国内調達量の約10分の1)を4メートルの高さに積み上げ、6月まで途切れることなく出荷している。2024年には幕別に糠内を開設した。1万トン規模で北海道最大の単一じゃがいも倉庫であり、1,000トンの部屋が10室、その半分が冷蔵で、自動選別機がピーク時には約100台のトラックから1日300トンを選別する。

冷蔵設備は最近の動きである。北海道の保管は歴史的に涼しい秋の夜に頼ってきたが、施設の運営者らは夏の夜がもはや確実に20℃を下回らなくなったと指摘し、5つの部屋にコンプレッサーを導入して最適な10℃台前半の温度を保っている。田崎和也社長は生産者側の経済性を次のように位置づけた。保管能力がなければより大きな収穫を置く場所がなく、倉庫があるからこそ農家は「安心して植えられる」のだという。供給基盤全体が倉庫の壁の後ろで拡大している。

秋の収穫物を10℃で倉庫に保管し、6月までチップスに加工する

需要は年間を通じてほぼ一定だが、収穫は2か月間に集中する。そのため販売上の制約となるのは畑でもフライヤーでもなく、じゃがいもがチップス適性を保つ期間の長さである。

敵は化学反応である。暖かさがでんぷんを糖に変え、糖がフライヤーの中でチップスを茶色くする。温度管理こそが2月に白いチップスの基準を守るものである。

保管は生産者にとっての保証である。カルビー・ポテトの社長は、新しい能力があるから農家は安心してより多く植えられると述べ、倉庫の平方メートルが翌年の供給を左右するてこになっている。

自動選別を伴うバルク受け入れ(1日300トン、25トンのホッパーがトラックを緩衝する)により、農家は選別していない荷をそのまま下ろすことができ、畑での労力が減り、契約を結ぶ意欲のある層が広がる。

生鮮品では倉庫が製品仕様の一部である。収穫物の温度を管理することで9か月の販売シーズンを買うことができる。まず保管施設を整備し、それから生産者により多く植えるよう求めるべきである。

2024年の糠内倉庫はその年の秋の収穫に間に合うように稼働を開始し、各務原工場と江南工場にチップスおよびじゃがりこの原料を供給した。今や気候が変動要因である。2025年の高温・乾燥した夏により北海道の収穫量は平年を大きく下回った。これはまさに冷蔵室が備えていた失敗モードであり、カルビー・ポテトは収穫自体の機械化を進め、2026年に向けて4条掘り取り機を本格稼働させる。他の作物と共用する農協の保管や、緩衝なしに工場へ直行するトラックといった従来の弱点は、システムから設計的に取り除かれつつある。

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出典

  1. カルビー、北海道最大規模のじゃがいも貯蔵施設を運営 温暖化対策で冷蔵設備導入 食品新聞 (Shokuhin Shimbun) · shokuhin.net ·
  2. パリッと揚がるその日まで ジャガイモ保管の温故知新 朝日新聞 (Asahi Shimbun) · asahi.com ·
  3. 「国民食」ポテトチップス支える 生産現場、気候変動と闘う23歳 朝日新聞 (Asahi Shimbun) · asahi.com